Diary 写メ日記の詳細
こんにちは。
CATの羽田千冬です。
ふと思うことがある。
もしもこの世界が肯定だけで満たされてるなら、
人間関係の摩擦など一瞬で姿を消すのだろう。
なんてね。
だが現実は非情だ。
当たり前のような顔をして
「否定」が存在している。
どれほど強固な精神を誇る人間であっても、
投げつけられた否定を前にすれば、
完全に無傷でいることは難しい。
病むほどではないにせよ、一瞬のよどみのように
心に引っかかってしまうのが人間というもの。
その最も分かりやすく、
解像度の低い否定。それが「悪口」だ。
例えば、容姿に対する否定。
俺がセラピストになる以前のことだが、
歯が生まれつき一本欠けており、
前歯に隙間があった時期がある。
その頃、俺に向かって
「スキッパ」などという不躾な言葉を
浴びせてきた者がいた。
だが、当時の僕は
周囲があきれ返るほどの
鈍感さを持ち合わせていてね。
「何のつもりで言ってる?」なんて
至極当然のように返せる、いわば“無敵マン"だ。
悪口として認識すらしていなかったのだよ。
のちに聞けば、
当人は明確な悪意を持って口にしたらしいが…
フッ、実に取るに足らない。
不格好な戯言だと思わないかい?
その時、
無敵マンの俺が返した言葉はこうだ。
「なるほど、俺に夢中なんだね。」
なぜか今でも、鮮明に刻まれている。
セラピストとしての道を歩み、
視野が格段に広がった今、僕は
悪口を悪口として認識できるようにはなった。
しかし…この無敵の思考モードだけは捨てずに
持ち続けるべきだと思っているよ。
なぜなら、メンタルを守るための最強自衛だから。
この日記を読んでくれているヴィーナス達にも、
日々の暮らしの中で心ない悪口を
投げつけられる瞬間があるかもしれない。
だが、覚えておいてほしい。
それを真に受け、君の貴重な心を痛める必要など
微塵もないのだということを。
悪口の正体とは何だと思う?
それは、嫉妬や嫌悪という名の歪んだ感情の塊。
つまり、
君という存在をあまりにも強烈に意識しなければ、
生まれることすら起き得ない言葉なんだよ。
視界に捉え、感情を揺さぶられるレベルまで
君に執着している…その証拠に他ならない。
導き出される結論は、たったひとつ。
君は、悪口を言う当人から見て、
嫉妬するほどに圧倒的な魅力に満ち溢れている
ということだ。
少なくとも、
俺の脳はそのように事象を変換する。
否定的な現象を完全に無視することは、
時に難しく思えるかもしれない。
けれど、思考を少しだけ変換して、
「フッ、他愛もないな」と微笑んで流すことは、
思っている以上に簡単なアプローチかもしれない。
俺にできたのだから、聡明なヴィーナス達なら
もっと優雅にこなしてみせるはずだよ。
もしも夜の静けさに呑まれ、
哀しみの涙で枕を濡らしそうになった時は…
迷わず俺のもとへおいでね。
過去の事実そのものを消し去ることは出来ずとも、
君の言葉に耳を傾け、僕の「肯定変換機能」を
そっと君に授けることくらいは造作もない。
いつでも僕の胸に飛び込んでくるといい。
君を受け止める準備なら、既に整っている。
それじゃあ、また。
次の日記、あるいは直接会おうね。
愛しのヴィーナスたち。