Diary 写メ日記の詳細
人間の諸君こんばんは
人間の諸君は本当に味にうるさい
あーだのこーだの
朕の惑星には味という概念がない
地球で言う「錠剤」のような形で食をとるからだ
人間は「味付け」というものに厳しい
それには調味料というものを使うらしく
砂糖、塩、酢、味噌、みりん、酒、こしょう、オリーブオイル、ラー油などなど
あげたらキリがない
国によって文化というものが違うらしいから味付けというものも変わってくるらしい
朕が先日、地球の「ラーメン」という物体を解析したときなど
「これは醤油か? 味噌か? 塩か? 豚骨か? それともつけ麺? 背脂チャッチャ? 煮干し? 家系? 二郎系? 油そば?」
と、同一の麺類に対して人類がここまで細分化していることに驚いた
同じ「カレー」一つとっても
• インド式
• 日本式
• タイ式(グリーン・レッド・マッサマン)
• スリランカ式
• ジャマイカ式
• ネパール式 ……と
もはや同一の名前で呼んでいいのかすら怪しい領域に突入しているぞ
朕の惑星の同胞に「今日はどの味の錠剤にする?」と聞いたら
「あ、栄養バランスCタイプでいいです」
の一言で終わる
それが悪いとは言わん
効率は圧倒的にこちらが上だ
だが時々、思うのだ
人間の諸君が
「まいう〜」
「これ本当に美味しい」
「ずっと食べてたい」
「これなら毎日食べれる」
「( °Д° )食べたことない」
と目を輝かせて語り合うあの無駄に熱量の高い瞬間を、朕も一度でいいから味わってみたい
次に地球に降りるときは
「人間の諸君よ、朕も味にうるさくなってみたぞ」
とドヤ顔で言ってやろうと思っている
さて人間の諸君
朕に「これだけは絶対食べてみてほしい」という人類史上最もヤバい味付けの何かがあったら今すぐ教えてくれ
朕はもう、ただの栄養摂取では満足できなくなってしまったようだ
