MENU
               

Diary 写メ日記の詳細

第二話:頼んだぞ、みんな
羽田千冬 2025.11.05
第二話:頼んだぞ、みんな

「この世界にふさわしい人材を探してくれ」

西島勝利の指示に、


AIの音声が静かに応える。

『ハイ、ワカリマシタ』

AIが弾き出す「ふさわしい人材」の条件は、


彼自身が定めた哲学に基づいていた。

「人々の抑圧された


性(生)のエネルギーを解放できる、


最高の才能を持つ原石…」

彼がそう呟いた瞬間、


スマホに画像と名前が次々と表示された。

『イマ、コノシュンカンニ、


オーガズムヲムカエタメンズ、


8ニンデス』

AIの報告に、


彼は思わず吹き出した。

「お前、探し方が極端すぎないか?」

『イエ、シンリテキニ、


イマ、モットモムボウビカト』

「……まあ、いいか。


確かに、コトを終えた直後が、


人間は一番本音が出るからな」

モニターには、


彼が求めていた


8人の「原石」の名前が並んでいた。

道枝慎


月野結弦


白川椿


三宅優人


紫水晶


櫻井翠


成田千晴


羽田千冬

「この子たちなら、


きっと俺の理想を叶えてくれるはず」

彼は自立式AIに指示を出す。

「ここに当人達を呼んでくれ。


最高の状態でね」

『ハイ、ワカリマシタ』

都市の喧騒から離れた、


あるマンションの一室。

「ふぅ……」

道枝慎はコトを終え、


穏やかな寝息を立てる直前だった。

彼の身体は幸福感で満たされ、


理性のガードはゼロ。

『コンニチハ、アナタハエラバレマシタ』

脳内に直接響く声に、道枝は飛び起きる。

「えっ!誰!?」


「は?何……うわああああ!」

同じように、


自立式AIは賢者タイム中の


彼らの元へ飛んでいく。

白川椿は


コトを終えて写生しているときに。

月野結弦は


バランスボールでポよポよしているときに。

三宅優人は


ワンちゃんに自慰を見られて絶望しているときに。

紫水晶は


女装に着替えているときに。

櫻井翠は


デカマラの長さを計測しているときに。

成田千晴は


連続でしようとしているときに。

羽田千冬は


引きこもって夜通しアニメを見ようとしたときに。

彼らは、「欲望に最も忠実な瞬間」を襲撃された。

全員、無事に仮想現実へと送り込まれる。

歌舞伎町タワーのエントランス。


がらんとした空間に、


9人のメンズがぞろぞろと立ち上がる。

道枝「ん…ここは……?」


白川「バングラデシュ……?」


月野「いや、新宿だよな。人いないけど」


三宅「ワンちゃんに…見られた…」


紫水「俺…私…今ドッチ?」


櫻井「25cm…」


成田「俺のお楽しみがぁああ!」


羽田「至高の時間を邪魔するものは許さぬ」

彼らが状況を理解できず


アタフタしていると、


廊下の奥から西島勝利クローンが現れる。

「みんな、起きたか?」

成田が目を吊り上げた。


「あんた、誰?」

西島勝利クローンは、


涼しい顔で自己紹介をする。

「俺は西島勝利、この世界の創造主だ。


ボスって呼んでくれ」

三宅が目を輝かせた。


「創造主……?ボス!」

西島は頷く。


「そうだぞ」

羽田が腕を組む。


「状況が分からないんだけど…」

西島勝利クローンは、笑みを浮かべた。


彼の声と共に、ざわざわしていた雰囲気が一瞬で静まる。

「よく聞いてくれ、みんな」

彼はゆっくりと、


そして、力強く号令をかけた。

「君たちに命を与える。


この世界に飛び込んでくる女性を、デレさせよ!」

メンズ全員が、


呆然と顔を見合わせた。

「はい?」

Commentコメント

LEAVE

18歳未満の方

当サイトにはアダルトコンテンツが含まれております。
18歳未満の方のご入場は固くお断りしていますので
LEAVEから退場して下さい。

Web予約はこちら